「エンおば」のお時間がやって参りました。2号です。
今回は最近新しく読んだ本では無く、ある意味「人生バイブル」のように日常的に呼んでいる書物についてちょっかいを出したいと思います。
【ゴシップガールは好きですか??シーズン0って知ってます?戦国時代の事です】
ご覧になられた事ありますかね?「ゴシップガール」2007年から放送開始され、シーズン6まで続けちゃったアメリカの人気ドラマです。マンハッタンの名門私立学校に通うセレブな高校生の友情や恋愛などを描いたドラマティックなストーリーなのですが、まぁ~派閥争いや騙し合い、足の引っ張り合い、噂、嫉妬、駆け引きが絶えない大変賑やかなドラマなんですね。自分がもしその学校の生徒だったら恐らく1か月で軽い円形脱毛症が出来て、人間不信に陥り、引きこもりからのスーパーニートとなり、感情を失ったまるで土偶と化していた事でしょう。
ただ、戦国時代も負けてないんです。負けてないどころか、ゴシップガールを絞り倒したリキュール(原液)なんじゃないかと。当時の環境は日本のあちこちで大名達が力を持ち始め、下剋上が当然だった時代です。その中で、頭脳をフル回転させて、生死を懸けた駆け引きと戦いが常に行われていたノンフィクションワールドです。面白くない訳が無いんですね。
当時は「iphone7s」が無かったのもかなり大きいと思います。 例えば、戦いの途中で武将が相手側に出した嘘の手紙で陣営を翻弄出来たりするんです。
武将A「Bさん、アナタの所の部下が急に寝返って私の所についてます。一気に分が悪くなりましたね、 降参した方が良いんじゃない?」
武将B「なんじゃとー!それはアカン!おい部下達よ集まれ。例の部下が本当にわしを裏切ったのか」
Bの部下「そんな訳無いじゃないですか!この戦いに勝ったらB様から素敵な女性を紹介して貰えるって さっきまで鼻息荒くしてルンルンになってましたよ!」
武将B「そうじゃ、あれはomiaiというアプリでたまたま知り合った女性なのだが今はその話はよい。」
武将A「ひっひっひ。まんまと翻弄されておる。おい部下達よ、今のうちにB陣営に一気に攻め込むのだ!」
A部下達「ウオオオオオオーー!」
B一派「え、ナニコレイヤーーーーーー!!!」
みたいなね。情報伝達が今のように発達していなかった時代が為にこういう駆け引きはすごい起きてたんです。 だからこそ「仁義」や「信念」みたいな概念は今よりもっともーっと強く存在していたのだと思います。朝から晩まで粉骨砕身して頑張っているビジネスマンの皆様、こんな面白い戦国時代の風潮を読み解く事で 私も見えてきたビジネス哲学があります。
NHK大河ドラマで大変な人気を博した「真田丸」。まあ、そのドラマを見てれば分かるんですけど、 戦略家として一流の巧者なんですねー。
詳しいことは書きませんが、敵の攻め込むタイミングを見計らって様々なトラップを仕掛けたり、大きな力を持っていた武将達とバランスよく付き合い、状況によって自分達の立場を有利に持っていったりと、本当に食えない男達なんですね。状況的に完全不利な戦いでもひっくり返すんです。
彼らの強みは簡単に言うと「徹底した準備」「周囲からの絶大な信頼」「一貫した信念」だと個人的に思います。 新規営業で次の日大事なプレゼンがあっても、出たとこ勝負でいこうとする人。天才じゃないならやめましょう。 しっかりヒトモノカネについて調べ上げ、その会社のニーズを把握し、先回りしておく事はやっぱり大事だと思います。
そして人によって態度を変えてしまう、損得勘定至上主義の人、自分がアリアナグランデや ジャスティンビーバーでは無い場合はやめましょう。でも、よっぽど魅力的な人でも基本はどんな人に対しても真摯に、目線を合わせ、決して驕らず謙虚な姿勢で、背伸びせず、相手にリスペクトの意識を持って接する事が「信頼」を得る上で大事だと思います。
そして考えが定まらず、相手に流されてしまいがちな人、真田幸村に1回往復ビンタして貰いましょう。 頑固過ぎるのは確かに良くないし、相手の意見を聞ける人間でないと成長も無いし、一生自分の固定概念の枠の中でしか答えを導き出せない人間になってしまいます。柔軟性は確かに大事です。 でも、自分の心の根っこに揺るぎ無い信念が無いと「腹がくくれない」と思うんです。ここぞという時にリスクを背負って勝負に出れなかったり、仕事をする上でのモチベーションにも繋がると思います。「仕事をする上で、成し遂げたいゴールはこれなんだ!」という明確な目標がある、無いとでは、これから先、仕事上大事な局面で迫られる選択に必ず影響すると思います。
当時を代表する戦国大名として「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の3人、俗に言う三英傑ですが、各々の性格を表したホトトギスの詩、今になって ボディーブローのように効いてきてます。仕事をする上でのスタンスに通ずるなと。
織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
僕は秀吉さんのスタンスが物凄い好きなんですねー。ある不都合な出来事があった時、限られた選択肢を出されたとして、信長さん、家康さんの性格だとこの選択肢に収まってしまうと思うんですね。
仕事をする上でもよくありますよね、トラブル。
■予定していた納期が、何らかのトラブルにより延びてしまう
■事前に伝えられていた条件面が決定後変わってしまい、折り合いがつかなくなる
■報連相を怠っていたが為に、そのツケが回ってきてしまい各所の調整を余儀なくされる
こういった時に大事なのは、誰が悪いんだ、どこが責任を取るんだという責任の所在を追求する事では無く、いかにこの状況を打破して着地させるか、という事のみにまずは神経を注ぐべきで、もともと用意されている 選択肢以外にも考えの幅を広げ、あの手この手で収める事が正しいのだと思ってます。
鳴かないホトトギスに対して殺す訳でもなく、ひたすら待つ事もせず、別な手法で鳴かせる。 このスタンスをきっちり心に留めながら、仕事と向き合っていこうと思います。 次回は1号から!!
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